なぜスプリンクラーは火災の熱だけで水が出る?配管工が教える消火の仕組み
普段、オフィスの天井で見かけるスプリンクラー。
火災が起きたときにどうやって火を感知して、どういう仕組みで水が出るか知っていますか。
実はこれ、電気がなくても動く、物理現象を巧みに利用したシステムになっています。
スプリンクラーの先端にある「ヘッド」には、感熱体と呼ばれる部品が組み込まれています。
ここには一定の温度(一般的には72℃前後)になると溶ける合金や、膨張して割れるガラス球が入っています。
火災の熱がこの感熱体に伝わると、栓を支えていた部品が外れ、配管の中に満たされていた水が一気に放出される仕組みです。
ここで配管工の出番になります。
天井裏には縦横無尽に「消火設備配管」が張り巡らされていますが、この中には常に高い水圧がかかっています。
一つのヘッドが作動して気圧や水圧が下がると、ポンプ室にある加圧送水装置が「火災発生」を検知して、さらに強力に水を送り出し続けます。
「配管の接続が甘ければ、火事でもないのに水漏れを起こすし、逆に強固すぎてもいざという時に水が出ない」
そんなシビアな世界ですが、実は非常にやりがいがあります。
設置する場所は大規模な催事場から、イオンモールやららぽーとのような大型商業施設まで多岐にわたります。
こうした施設で、人々の頭上でひっそりと、しかし確実に「命を守るライン」を構築するのが配管工の仕事です。
四日市近郊で、こうした「一生モノの技術」を身につけたいと考えている方は、ぜひ一度相談してください。